ツライというのは色々あります。
「朝起きるのがツライ」「仕事がツライ」「人間関係がツライ」
「あぁ。。。生きているのがツライ」
なぜ自分だけこんなにツライことが起こるんだろう。
そう思ってしまうこともあります。
実はあなたのツライというのは、たったひとつの気の持ち方で変わるかもしれません。
「今がツライだけ、全てのことに終りがある」
この気持ちを意識するだけで、ツライことにも立ち向かっていけます。
拷問に人が耐えきれないのは、肉体的に精神的にツライのもありますが、いつ終わるのかわからないからです。
10発殴られるだけ。
そうわかっているだけで、耐えたくはないけど耐えられるかもと思えませんか?
ツライは出口が見えないから!?
生きているとツライことはたくさんあります。
どんなに偉くても、どんなにお金持ちでも、どんなに権力を持っていようと人間である限りツライことは起きます。
しかし、全てのことに終りがあります。
ツライことにも必ず終りがあります。多くの場合ツライのは”今のこの現状”です。
「朝起きるのがツライ」と思っていても、気づいたら昼になっています。
「仕事がツライ」と思っていても、実は今日のプレゼンがツライだけで、明日には終わっているのではないでしょうか。
「人間関係がツライ」と思っていても、その人達と1日中一緒にいるのでしょうか?
人間は”今の感情に左右されがち”です。
ツライこともいつかは終わるとわかっていれば少し頑張ろうと思える気力がでるのではないでしょうか。
ツライことの後に少しだけ心がホッとするような未来が待っていると思えれば頑張る第一歩を踏み出せるのではないでしょうか。
幼稚園の時にツラかったことに今のあなたは乗り越えることができるのではないでしょうか?
幼稚園のあなたは「おもちゃが欲しい」と両親に駄々をこねたけれど買ってもらえず、ツライと感じていたけれど、今の大人なあなたは「耐えることができる」もしくは「おもちゃを買うことができる」のようにツライ気持ちを耐えたり、回避できるようになっています。
幼き日にツラかったことが今解決できるようになっているように、今に縛られず、明日に、10年後に、30年後に。。。今と同じ状況なら解決しているかもしれません。
時間が解決してくれる
時間が解決してくれるということを、皆さんも経験したことがあるのではないでしょうか?
人は忘れる生き物です。
ツライこと、悲しいこと、楽しかったことも段々と風化していきます。
おじさんやおばさんが、何回も同じ話をし続けるのは、忘れないためにするためです。自分の武勇伝を忘れないためです。
人は忘れる生き物です。
つまり時に身を委ねていると”今”は気づけば”過去”となり”ツライ今”は忘れ去られていきます。
結果を気にせず時に身を委ねる
身の上話ですが、とても難解なプロジェクトがありました。
考えられないほど短い納期で、決めなくてはならないことも決まっていない。
客先担当者は頼りなく、判断も、意思決定もできないというダメっぷり。
にも関わらずなぜが半年後にシステムを完成させてなければならないという、某国営放送で放送できるなんじゃないかというくらいのプロジェクトXでした。
絶望を感じるほどツライ状況というのは、こうゆうことを言うんだなーという感じでした。
その時に私が精神を保つためにしたことは、「半年後には良くも悪くも結果が出ている」「早く半年経たないかな」と思い行動することでした。
それからというもの、このプロジェクトにたずさわるので毎日が憂鬱でしたが、結果を気にせず割り切って毎日最善だと思うことをしていきました。
すると不思議なことに、「あと5ヶ月」「あと4ヶ月」「あと3ヶ月」と時が過ぎていくうちに何回だったプロジェクトが解決の方向に向かっていきました。
”今がツライ”と絶望するだけの状況は、終わるために最善を尽くしたからか、”毎日ツライけれど昨日よりはマシ”という状況にまで改善しました。
そして半年後に見事にプロジェクトは成功し終わることが出来ました。
終わりを意識すると得られる効果
物事に終わりがあると意識すると、人は最善なことをしやすくなります。
締め切りが近くなると必死に宿題や仕事をしたことが、みなさんもあるのではないでしょうか。
人は終わりが見えていると頑張りやすいです。
終わりが見えていると、”今”と”終わり”の距離を測りながら物事を進めることができるので、最善だと思える一筋の道が見えて迷わず進めるのです。
まとめ
「今がツライだけ、全てのことに終りがある」
この意識を持つと気が楽になります。
今日の午後にはツライ状況が終わっている。
1年後にはツライ状況が終わっている。
そう思うだけで、ツライ今から一歩踏み出せます。
もし本当にそのことがツライなら自分で終わらせてしまってもいいでしょう。
今の仕事がツライなら辞める。
今の人間関係がツライならその人から離れることを考える。
”今のツライ”を過去のものにするために一歩進んでみましょう。
人は忘れる生き物です。”今のツライ”を過去のものにして忘れていきましょう。
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