あなたは本当に自分がしたいと思うことをできていますか?
「こうしなくてはならない」「こうあるべき」という思考に囚われて自分の意志でなく、周りが求める自分の姿や、周りの意見に左右されて暮らしていませんか?
「こうしなくてはならない」「こうあるべき」という思考を「すべき思考」と言います。
すべき思考に囚われてしまうと、自分のしたいことができなくなり、とてもストレスがたまります。
あなたの行動を縛り、暮らしにくくするすべき思考から脱却しましょう。
すべき思考とは
すべき思考とは、認知の歪みのひとつで「こうしなくてはならない」「こうあるべき」と極端に自分の考えや行動を絶対化してしまうことです。
完璧主義と捉えて頂いていいと思います。
すべき思考だとつらい
すべき思考だと自分のありたい姿と現実の姿に乖離がおきてつらくなります。
自分の意志ではなく、周りの意志に縛られてしまうからです。
今のあなたが「この仕事をしなくてはならない」と思っているのは上司や同僚に言われたからではないですか?
今のあなたが「時間を守らないといけない」と思っているのは、小さい時にお母さんに言われたからではないですか?
あなたの「こうしなくてはならない」「こうあるべき」はあなたが思ったのでは無く、誰かから「こうしなくてはならない」「こうあるべき」と思わされているのです。
決してあなたが「こうしたい」「こうありたい」と自発的に思ったことではありません。
つまり「すべき思考」は自分の意志ではなく、他人の意志を代弁しているようなものです。
そのため自分のペースではなく、他人のペースで暮らしていかなくてはならなくなります。
自分のペースで物事が運ばないので、いつも全速力で周りのペースに合わせようとします。
時にはペースに追いつかず四苦八苦し精神的にも肉体的にも追い込まれ、冷静になる時間や心休まる時間がなくなってしまいます。
そんな精神的にも肉体的にも追い込まれた生活はつらいですよね?
私には耐えられません。
正確には私には耐えられませんでした。
なので私は「すべき思考」から脱却をはかりました。
本当にすべきことなのか?
私は「すべき思考」から脱却した方法は簡単です。
「こうしなくてはならない」「こうあるべき」ということを止めたり、軽くしたりしました。
一気に「すべき思考」を止めるのは難しいですが、軽くすることは比較的容易です。
上司に言われたから「しなくてはならない」と思っている仕事は、実際にあなたがしなくてはならないことでしょうか?
先輩に頼んでみるとか、上司から言われた時にたまには断ってみましょう。
自分が「しなくてはいけない」を人に「してもらう」でかわしてみます。
意外と先輩が快く引き受けてくれることもあります。
たまに断るくらいであれば、上司がブツブツ文句を言いながら、その仕事をしてくれることもあります。
でも「断ると自分の評価が…」
そんな時は全部断るのではなく、一部を手伝ってもらう等、条件付きでするようにしましょう。
全部を真正面から受け取ると「すべき思考」から脱却できないので、「条件付きすべき思考」でいいので、すべきを軽くします。
「条件付きすべき思考」で考えると「時間を守らないといけない」も軽くすることができます。
「時間を守らないといけない」は本当に「その」時間を守らなければいけないのでしょうか?
親友との待ち合わせは少しくらい遅れたって大丈夫じゃないですか?
社内の打ち合わせなら1時間後に遅らせても大丈夫じゃないですか?
急ぎと言っているその買い物は明日でも大丈夫じゃないですか?
あなたが今、事故にあったら待ち合わせも打ち合わせも買い物もしなくていいですよね?
あれ?
理由があれば断ることもできますね。
すべき思考からの脱却
すべき思考から脱却すると心がとても軽くなります。
毎日あんなに「こうしなくてはならない」「こうあるべき」という思考に囚われて、精神的に追い込まれていたことが格段に無くなります。
「すべき思考」から脱却すると、何といっても自分の「したい」「したくない」という意志が尊重されるので、自分のペースで物事を進められるようになります。
「すべき思考」だと「明日は〇〇しないといけない」ので憂鬱だとなりますが、「すべき思考」から脱却すると「明日は〇〇しよう」とポジティブな気持ちで夜に寝ることができます。
急に全ての「すべき思考」を無くすことはできませんが、少しでもすべきを軽くする「条件付きすべき思考」に考え方を改めてみませんか?
「すべき思考」から脱却し、あなたのしたいを実現しましょう。
参考
「マンガ 敏感すぎて、「毎日がしんどい」を解決する5つのメンタル術 」
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