世の中には、絶対良いとか悪いなんてものは無い。
私は古来中国の「万事塞翁が馬」っていう格言が人生を現す1番分かりやすい表現だと思う。
何事も良いとか、悪いとかでは無い。
全ての物事、事象、自分の行動、周りの人の行動、世の中の全てはつがっている。
この世の全ては因果関係でしかなく、今現在起きている出来事は、過去の因果関係の結果でしかない。
そして、今起きている出来事は未来の結果を起こす事象でしかない。
ということで、世の中には、絶対に良いとか悪いなんてものは無い前提ではあるが、好き嫌いというのはある。
私が思う多くの日本人の面倒臭いというか嫌いな性質について羅列してみようと思う。
仕事していて邪魔くさいなと思ったりする人々は漏れなく典型的な日本人体質である。。。
まず、典型的日本人ってのが生まれる過程を考えてみる。
日本人は規律正しい。これは間違いない。
もうね。ルール、制約大好き。
ルール至上主義である。
何でこんなルール至上主義なのか。
やはり、日本の教育制度の一言につきる。
学校教育で全体主義を押し付けてくる。
その全体主義の強要で
「答えはひとつ。間違いは良くない。」
「歳上、権力者の指示は絶対。」
「輪を乱すのは良くない。」
この3つを叩き込まれる。
なので、先生は教科書通りの授業。親も教科書通りの教育を教師に求める。
教師は絶対的存在で言われたことは間違い無い。
学校生活では風紀を守るのが大事でクラスメート全員と意見を同一にするため、自分の主張を我慢し仲良く過ごさなくてはならない。
日本人は勤勉と言われるがそんな事ない。
ただ従順なだけ、自分で考えられない。自分で決められない。決断力欠如なだけである。
敷かれたレールを走ることしか出来ない。
学校教育で全体主義を押し付けてくる。ただひとつの正解を追い求めるので、失敗を恐れるし、全体主義なので自分の意見がない。
つまりレールの上をルール通りにしか走れない。
私の働くシステムインテグレーター、通称Sierは日本独自のお仕事である。
システム構築を自社ではなく、外注企業にさせる。
何でこんなSierなんてものが、日本にはたくさんあるのか。
それは、自分たちで考えられない、決められないからである。
そう。社内でレールを作れないからレールを誰かに作ってもらうしかない。
依頼内容が「上司に言われたので、勤怠システム作って下さい。以上。」とかザラにある。
色々とおかしい。
まずは上司に言われた仕事をそのまま流すのがおかしい。何が「以上だ」。
少しは自分で考えているなら、もう少し具体的に言えるはず。
自社で必要な勤怠システムとは何かイメージせず言ってくる。
我々Sierでは通称丸投げソリューションと言う。
せめて従業員は何名で、こんな制度があるからとか、他のシステムと連携するにはとか。少しは考えて欲しい。
他の会社での事例ベースでとかいう考えの放棄。
人か通ったレールの上しか走れません。
上司から言われて社内ルール通りに自分に責任が発生しないよう、問題が起こっても外注企業が悪いという言い訳ルートを作っておく。
そんな自分たちは何も知らない。悪くない。お客様は神様だ。
という文化のためにSierは生まれたのである。
まぁそんな何も考えられないお客様がいるから、我々Sierに仕事があるのでありがたいことではあるのだけれど。
日本は生産性が低い理由も簡単で、この日本人気質によるもの。
誰かの指示したことを何も考えずにするのでレールがひん曲がっていたり、脱線していても無理やり走るので効率が悪い。
決められないので、色々検討して無駄に時間をかける。時間をかけるという過程が仕事だと思っている。
何かぐちゃぐちゃ書いたけれど、日本人というのはレールとルールが大事である。
そのおかげで平和で秩序正しいお国柄なのだけれど、レールからはみ出したりする緊急事態には滅法弱い。
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