森友哉から学ぶ。本当に使える経験の仕方。

「いい時と苦しい時、両方経験出来たのが良かった」by森友哉

日本プロ野球界で天才バッターは誰か?

その問の答えに間違いなくあがる、稀代のバットマン。

プロ野球選手を数多く生み出す常勝大阪桐蔭高校の歴代の中でも随一の打撃センスであろう。

大阪桐蔭の監督である西谷浩一の選手を見る目は確かだ。

その西谷浩一が10割バッターという有り得ないことを期待できる選手と言うほど規格外の男である。

森友哉であるが、身長は170センチとプロ野球選手としては極端に小柄である。

フィジカル面で劣るにも関わらず、才能をいかんなく発揮し首位打者のタイトルホルダー、西武2連覇の原動力となった要因は何なのであろう。

大阪桐蔭高校時代、溢れる才能を監督にも周囲にも認められ1年秋から不動のキャッチャーとしてレギュラーに座る。

そして迎える2年生の春夏は、大阪桐蔭のためにあったシーズンであった。

大エース藤浪を主軸とし甲子園春夏連覇の偉業。

これ以上ない喜びと結果を体験した。森友哉自身の打撃成績も上上の結果。

1度天国を味わうとそこからの反動は、とてもツラい。

常勝大阪桐蔭、春夏連覇の立役者である森友哉が主将でチームを引っ張る。

当然ながら周囲は期待する。

チームは決して弱くはなかったが、甲子園出場こそ果たしたものの優勝には遠く及ばなかった。

しかし、期待されながらも主将として臨んだ甲子園では優勝という結果を出せなかった苦い経験も森友哉の糧になったようだ。

良い時は何をしても上手くいく。しかし、苦しい時は必ず来る。

苦しい時にどう対処するのか考え、もがき苦しんだことは、必ず次の困難の時に力を発揮する。

苦しい時こそ、その人の人間力が試される。

しかし、苦しい時を乗り越えるためには、良いことを想像出来ないとツラい。

苦しいことは良いこともセットで考えなくてはならない。

人間で1番の良いことだと感じるのは目標達成である。

つまり達成感ほど人間の心が満たされることはないと思う。

なので苦しんだ時には、目標レベルの見直し、目標の再設定、目標の細分化が必要。

特に頑張る原動力となる、適度に達成感を味わえるような短期目標が何よりも必要である。

少し頑張ってみようと行動することで、経験が積み上がる。

そうすることで大きな困難をも乗り越え、大きな達成感を味わえる真の人間力が身につくのである。

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