「何のためにやるんですか?」byダルビッシュ有
日本プロ野球で圧倒的成績を残しメジャーリーグに飛び立ち、メジャーリーグでも投げる球は指折りでサイ・ヤング賞も狙える大投手。
それがダルビッシュ有。日本人歴代最強投手に推す声も多い。
そんなダルビッシュ有の高校1年生の時に監督に発した名言。
名言と捉えられない人もいるかもしれないが私は名言だと思う。
この言葉からダルビッシュ有の行動原理がよく見える。
ダルビッシュ有の行動原理は「自分自身がその行動に納得できるか否かである」
日本人は言われたことをするのが得意だ。
得意というより言われたことをするというのが文化だ。
言われたことをするのは、比較的簡単だ。
頭を使わなくて良い。自分自身の行動なのに責任を負わなくて良い。
機械と何ら変わりない。
日本の高校野球は、まさにその日本の文化を代表する。監督の言うことは絶対。
確かに言われたことをすることも大事である。
しかし、考えてみてほしい。
自分自身の人生を誰かの想いだけ、誰かの指示だけで歩むのは楽しいのだろうか。
指示した人間は絶対の成功に導いてくれるだろうか?失敗したことの責任を取るだろうか?
失敗した時に指示した人が「私の責任だ」と言ったところで時間は戻らないし、結果も覆らない。
では、指示に従うのか従わないのかの判断材料は何にすべきか?
成功するか失敗するかは誰にも分からないのだから、自分自身で納得できる行動をすべきである。
そのためには「すべきことなのか」「なぜするのか」を自分自身で考えることが必要である。
考えたうえで行動する理由、指示された行動に自分自身で納得したうえで行動する。
納得したうえでの行動は、自発的行動である。指示はされた行動であろうと自分自身で選択した行動である。
自分自身で選択した自発的行動であれば、自分自身で行動の責任をもつようになる。
自分自身の行動に責任をもつようになると、成功にしろ失敗にしろ経験として自分自身の血肉となる。
行動する時に重要視すべきは納得感である。
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