価値観とは感情と欲望で出来ている。

価値観って何となく知っている言葉ですが、中々説明が難しいと思いませんか?

離婚をする理由の男女ともに堂々第一の性格の不一致や大好きなバンドが解散する時によく聞く音楽性の違いもどちらも価値観の違いが根底にあります。

そんな知っているようで知らない価値観について掘り下げていってみようと思います。

価値観とは

価値観とはWikipediaさんでは下記となっております。

価値観(かちかん、英:sense of values)とは、何に価値があると認めるかに関する考え方。価値(善・悪、好ましいこと・好ましくないこと、といった価値)を判断するときの根底となる ものの見方。ものごとを評価・判断するときに基準とする、何にどういう価値がある(何には価値がない)、という判断。

引用:Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%A1%E5%80%A4%E8%A6%B3

つまり、価値観とはその人がどんな考え方をするのかということです。

数学が好きか嫌いか。

お酒は体に良いか悪いか。

投資に興味があるか興味が無いか。

というように物事の評価や判断する基準です。行動の基準になるものでもあります。

この価値観の違いが性格の違いと言っても過言ではありません。

価値観の生まれ方

価値観は育ってきた環境によって形作られますので、その人の生き様を反映しているといって良いです。

誰かに言われて、誰かの行動を見て、自分で行動してみて成功した失敗した。

その繰り返しが価値観になっていきます。

では、価値観が示す価値とは何でしょうか?

ここでは価値=大事なことと捉えると分かりやすいです。

価値観は感情と欲望で出来ている

あなたが価値がある、大事なことと思っていることは、なぜそう思うようになったのでしょうか。

例えば私は何かを知ること、調べることが好きです。

小さい時に「よく知ってるねー」と褒められたり、本を読むのが好きだったので知ることや調べることに対する価値が私の中では高くなったのだと思います。

褒められて嬉しいという感情が働き、そして何かを知りたい、調べたいという欲求が強くでるようになりました。

つまり、感情が動いたときに価値観は生まれ、何かをしたいという欲求の度合いでその価値観の強さが決まります。

プラスの価値観は褒められたり、成功して喜んだ時に生まれ、マイナスの価値観は怒られたり、嫌な思いをした時に生まれます。

大人になると価値観は変えれないと思い込んでいる人も多いかと思いますが、何歳になろうと価値観を変えることは出来ます。

例えば苦手なことも少しくらい楽しいことを探してみたりという視点を変えることで「あっちょっと楽しいかも」と思えれば価値観は変わっていきます。

相手の価値観を変えたい場合は、褒めたら成功に導いて「嬉しい!!」や指摘をして「不安だな…」と感情を動かすことで価値観を変えることが出来ます。

価値観にあったことをする

人の行動は価値観に左右されます。

価値観にあったことや内容であれば、大きな力を発揮します。

あなたがしたいことは、あなたの価値観に合っていますでしょうか?

あなたがもし「家族が大事」という価値観が強いのであれば、「家族」のために働ける職場で働きましょう。決して「お金」のために働いてはいけません。

「お金」のために長時間働いて「家族」の時間がないとあなたのモチベーションを保てずいつもイライラし、結果的に一番大事だと思っている「家族」を傷つけているかもしれません。

「家族」が一番であれば、家族を優先できる仕事にすれば、例え少しお金が少し少なくて生活が質素になったとしてもいつも幸せに暮らせるはずです。

「会社で働くことが大事」という価値観が強いのであれば、子供がいるから専業主婦になり、会社で働くことを諦めてはいけません。

「会社で働くことが大事」という価値観は、「お金が欲しい」、「人に認められたい」、「勤労は美徳である」と色々あると思います。

そんな価値観がたくさん詰まっている「会社で働くことが大事」という価値観を抑え込んでしまうと、子育てにも家事にも力が入りません。

専業主婦で時間があるのに、家事をしないなんて話を聞くことがありますが、もしかすると「会社で働くことが大事」という価値観があり、会社で働き始めたら家事もしっかりこなす素敵な主婦になるかもしれません。

我が家の妻は、まさにその通りで妊娠し子供が小さく会社で働かなかった時は、常にイライラしていましたが、復職した後は家事も仕事もしっかりこなしています。

自分がしたいことに価値観が合っていると、充実した毎日が過ごせます。

価値観に正解、不正解は無い

あいつの考えはおかしい。性格が腐っている。価値観もすべておかしい。

たまーにこんな風に思ってしまう人っていますよね。

私もそう思うことが結構あります。

しかし、それは価値観が合わないだけで、正解や不正解では無いのです。

正義の反対は正義。自分の正義の押し付けは悪である。

つまり、あなたが相手のことをおかしいと思うのは、価値観が合わないだけなのです。

価値観は育った環境に大きく影響します。

日本で育つと日本的な、アメリカで育つとアメリカ的な価値観を持つことになります。

日本人的な価値観で代表されるものは、規律を守るです。

よく、行列ができる飲食店等にしっかりと一列になって並んでいる日本人を見て海外メディアからクレイジーだと言わていますよね。

大震災で街は大パニック状態かつ車がごった返して信号も止まっている。そんな状態でも譲り合って大きな交通事故が起きない。

日本で育つと規律を守って協調することが正しいこと、正義であるという価値観が植えつけられます。

一方、アメリカ的な価値観で代表的なのは、ヒーローイズムです。

とにかくスゲーやつがスゲーことをする。スゲーことをしたやつを皆で称賛する。

アメリカで育つと何よりもヒーローになることが、正義であるという価値観が植えつけられます。

つまり日本では協調性の価値が高いため、周りからの評価も高く、逆にヒーローのような目立ちすぎる人は評価をされにくいのです。

逆にアメリカではヒーローのように目立つ人は評価が高く、皆に合わせて意見をしないような人は評価が低くなります。

日本とアメリカでは全く逆な価値観を持っているのです。

このように価値観が合う合わないはあれど、正解や不正解というものはないのです。

価値観は否定しない

日本人とアメリカ人では全く逆な価値観を持っていることがお分かり頂けたかと思いますが、国での価値観が違うように個人ではもっと違います。

全く同じ価値観の人はいません。

価値観がややこしいのは、みんな違うのに、自分と価値観が違うととても気になります。

自分と価値観が違う時は、その人のことを否定しがちですが価値観を否定してはいけません。

自分には自分の相手には相手の価値観があるからです。

価値観は相手の性格そのものです。

もし、否定すると心に大きなダメージを負い思考停止、行動不能になる可能性があります。

価値観に沿った褒め方

価値観は否定すると心に大きなダメージを負いますが、逆に価値観にマッチしたことを褒められると人は大きな力を発揮します。

褒められることは、誰しもが好きです。

うまく褒められると人はより力を発揮してくれます。

しかし、やみくもに褒めても馬鹿にされているなと感じてしまう人もいます。

うまく褒める方法は価値観に触れることです。

例えば一生懸命することに価値があるひとには、「頑張ったね。大変だったね。」と頑張った過程を褒めてあげると良いです。

達成することに価値観がある人には、「良い結果が出て良かったね。」と結果について褒めてあげると良いです。

もし、一生懸命することに価値がある人に対して結果を褒めても、「私のこと全然見てない。簡単に結果なんてでない。こんなに大変だったのに。」と不満に思われてしまうかもしれません。

達成することに価値がある人の過程を褒めても、「何言ってんだこいつ。」くらいに思われてしまいます。

価値観にあった褒め方をすることで、その人のモチベーションがあがり、大きな力を発揮します。

まとめ

価値観とは、その人の行動や思いの基準となるものです。

価値観にあったことであれば人は力を発揮します。

また価値観に正解・不正解はありません。

人間の価値観は千差万別です。相性が良い、悪いという捉え方にしましょう。

 

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