村上宗隆に学ぶ。成長の秘訣とは物事を自責で考えることである。

「打った結果を意識するのではなく、まずはしっかりと自分のスイングをすること」by村上宗隆。

ヤクルトの若干20歳の4番にして2020年においては12球団最年少の4番打者である。

昨シーズンは日本プロ野球の10代の最多記録である36本塁打、96打点をマークした。

今シーズンは4番目の打者ではなく、チームを勝利に結びつけるという野球人が思い描く4番打者としての実力も発揮している。

プロ1年目のシーズンから2軍では向かうところ敵なしの大活躍をし、迎えた2年目の昨シーズンは10代での最多本塁打記録も樹立。そして今シーズンは満を持しての4番の座獲得である。

順調すぎるといっていいほどのステップアップである。

監督の高津臣吾からは「ホームランを打って打点を稼ぐのが一番だけれど、村上に口を出したことはない」と絶対の信頼を得ている。

かつて日本を代表する4番打者の松井秀喜に第一号本塁打を浴びた高津臣吾としては、村上宗隆に対して松井秀喜にかさなる空気感を感じているのかもしれない。

若干20歳の村上宗隆という男は何を考えて行動し、順調にステップアップしていったのであろう。

4番打者ということで、周囲からのプレッシャーを感じるかという問いに、「周りから期待されているからどうというわけではなく、自分自身でなんとかしてやろうという思いが強い。自分で自分自身に期待している」と答えている。

他責とせず自責として物事を捉え、良い結果だろうと、悪い結果だろうと自分次第が決断し行動した結果起こったことであると考えているようだ。

周囲からのプレッシャー、結果がほしいという欲望。振り回される要素がごまんとある中、自分自身の理想のスイングをするということを軸としている。

目標として「3割、30本塁打、100打点」を掲げているが、目標に縛られてはおらず最後に結果が残ってくれればいいと思っている。

目標を掲げることは大事だが、目標に縛られ目的を忘れてはならない。

大事なことは自分自身ができる役割をしっかりとこなすことである。

自分自身の行動に対して、自分が選択したという自責での行動と捉えることで、自分の行動に責任を持つことが出来る。

自責で行動することは、成功はもちろんのこと失敗したことも自身の経験とすることができるので、問題が起きたときに色々なアプローチで解決することができる。

そして自責で行動することで結果に縛られない柔軟な行動をすることができる。

「結果が出ているから、あの人に言われたから」という曖昧な基準では、一時は結果が出ることもあるが、継続的な結果を残すことは難しい。

「自分自身で納得できる」「自分自身で選択した」という自責で行動した事実が成長の肥やしとなるのである。

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