IT屋さんがハンコについて考えた。日本からハンコ文化は無くならない。

2020年はハンコ業界を激震させたと思う。

だがしかし、日本からハンコ文化が無くなることはないだろう。

理由がありすぎて無理だなと思う。むしろ出来る理由が見つからない。

役員や上司命令は絶対で逆らわないという、年功序列の日本の年期の入った大企業のサラリーマン文化。

トップダウンで、しかもトップがIT音痴の年寄りばかり。

過去の社内風習、事例が大事という、新しいことは認められない。失敗が認められない文化。

もうこの時点でハンコ文化無くすのを不可能だと悟るレベル。

しかし、まだまだある。

隣の会社の事例が大事という同調圧力。周りがしてないと出来ません。誰も先陣切らないから始まりすらしねぇ。

責任の所在を分散したい、責任を取らない文化、責任押し付け合い文化。

ハンコを何段にもすることで、その時々の事情で誰に懲罰与えるか処分対象を変える。

役員決裁なのに、ある時は課長が処分。ある時は統括部長等。役員決裁なのに役員が処罰されることは少ない。

ここまでダラダラ並べたが、ハンコ文化が残るか否かは、国や自治体次第である。

日本の会社は国や自治体のお上に100パーセント右に習えなので、お上について考えてみる。

文化的背景は民間もお上も同じなので、先進的なことは全く進まない。

ハンコ文化無くすのに致命的なことがある。

お上にはシステムが分かっているやつがあまりにも少ない。異動でシステム全然関係ない部署とかいくし。

癒着があるといけないとかいう意味わからん理由での異動でノウハウがゼロクリアされて全くITに詳しくないやつが担当になるとか余裕である。

癒着作らないための人事異動で、既存業者しかノウハウ分からないから、業者変えれないとかアホ過ぎてギャグだろ。

日本独自の専門家作らない文化って害悪だよなー。

あと頻繁に異動させるのは責任を有耶無耶にするためや受託業者への責任擦り付けのためでもあるんだろうな。

何より問題なのはシステム屋は何でも出来ると思っているヤツが多い。

システム屋に対してプロなら何も言わずとも完璧なもの持ってくると思っている節がある。

使うヤツが要件考えないとか、意味わからん。

システム作れる素養ないやつがお上の情シスなり、プロジェクトマネージャするから動かない、使えないシステムになるんだよ。

システム作ったことないやつでも全体を俯瞰的に捉えられて、課題を調べて解決できる人ならプロジェクトマネージャは出来るのだけど。。。

でも日本人は絶望的にプロジェクトマネージメントが苦手。

つまりマネージャ業務の本質である俯瞰的に全体を捉えることが出来ない人が多い。

・決定事項を決定出来ない

・要件をまとめられない

・働いている従業員の業務内容も曖昧

・課題が何か分からない

・大事なことは文章の「てにをは」「句読点」「フォント」

こんなんでまともにシステム作れる訳ない。

なので全体取りまとめられないし、システム化が出来ないのでハンコ文化を無くすことは出来ない。

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