夫婦円満・家庭円満のコツはどちらかがブッダになることである。
どうゆうこと?宗教的な話?
否、私がたどり着いた、家族をもった人間が家庭で穏やかにいれる心の持ちようの話である。
結婚して4年経過。子供も産まれ、家事も育児もお互いにそれなりにしているが、家庭で一番つらかったのは結婚1〜2年目だった気がする。
かなり精神的に一番キツかった。
結婚なんてしなくて良かったんじゃないか。
でも子供は欲しくて子育てしてみたかったし。
みたいな葛藤を結構な頻度でしていた。
振り返ってみると精神的にキツかった理由は、相手との価値観の違いを我慢していたことにある。
些細な相手の行動に対して「自分ならもっとこうするのに」と自分と相手を比較してイライラしまくっていた。
こんなことでは、精神が持たないなーと客観的に自分のことを見つめ直してみた。
自分を見つめ直してみて行き着いたのは「相手の行動、価値観、思想なんて簡単には変えられない」ので自分の方を変えるしかないということだ。
家庭でイライラしたり、ムカつく原因は相手の行動にイチイチ反応するからである。
つまり、相手のことを考えてしまうから悪い。
「自分は自分。相手は相手」ここをベーシックに考える。
なので、なにか話をしていても相手が行ったことに対して、否定も肯定もしないようにする。
相手の行動に対して、反応をせず好きにすればというスタンスで、相手の行動を抑止したりしないようにする。
失敗しそうだなとか、非効率だなと思っても相手が好きなようにさせ干渉しない。
いい大人に対して、家族に対して行動の指示をしても素直に言うことなど聞かないし、仮にそれがベストやベターなアドバイスであろうと機嫌を損ねるだけである。
つまり、夫婦において相手の行動への干渉は余計なお世話ってやつである。
ついでに失敗したら自己責任である。
とは言うものの、相手の行動が自分に害を与えることも多々ある。
部屋を散らかしっぱなしとか。怠け癖がひどすぎるとか。すぐ機嫌を悪くするとか。
これについては、「我慢しよう」と思うと疲れるので「諦める」ことが大事である。
私の場合は「この人、片付けれない病気なんだ」とか「動くと死ぬ病気なんだ」と諦める。
また「料理は作ってくれた。掃除はしてくれた」と別の行動のプラス面に着目してプラマイでプラスなら非難でなく感謝するように、ムカつく行動のマイナス部分を打ち消して諦める。
夫婦円満・家庭円満のコツは相手の行動に対して、許容し諦めてあげることである。
決して我慢するのではなく、相手の行動を変えるようにするのではなく、自分の心を平穏に保てるようすることである。
私の好きなアーサーCクラークの名作、「幼年期の終わり」に理想の世界で生き残る宗教は仏教だけであったと書かれているが、少しアーサーCクラークが言いたかったことがわかった気がする。
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