エレカシ宮本から学ぶ。真の顧客満足。

エンターテインメントとは顧客満足である。

エレファントカシマシからは真の顧客満足を学べる。

エレカシ宮本氏。通称ミヤジは顧客満足に対する理解、つまりエンタメで求められている「人々の望むパフォーマンス」をすることがとてもつもなく上手い。

まさに待ってました!!という姿を演じるのが上手い。

かなり前のニュースだけれども、無観客のMステで暴れ回ったらしい。

ミヤジとしては、平常運転だとは思うけれど。

新型コロナの影響で無観客、アーティストも探り探り。

視聴者も探り探り。

演者たちが普段と違う環境に戸惑う中、ミヤジは違った。

エンタメとは楽しみを、面白さを提供することだという根本的なことに焦点をあて暴れ回った。

視聴者が色んなものを自粛強要され、忘れていた「普段と変わらない」分かりやすく楽しいこと。

視聴者は、エンタメに自粛して暗い雰囲気なんて求めていない。

ただ純粋に面白さを求めてエンタメとして「ティーブイショー」を見ているのである。

昨今のコンプライアンス(笑)のせいで、テレビやラジオのエンタメの世界でも世の中の動向や価値観に合わせた番組作りが求められてしまっている。

日本人は共感性が高いこともあり、私が頑張っているのに、なぜあの人は頑張って無いのだろうとか。

理想論としての公平・公正を訴える傾向がある。

自分に都合のいい公正・公平なんだけれど。

自由資本主義のくせに、歪んだ社会主義みたいな思想な日本の文化。世界でも珍しい同一民族のみで構成されている国家だからではあるけれど。。。

空気読むとか、空気読めとか、同じ空間にいるだけで察してくれるのが当然という思想は同一民族だからなせる技だよなと。

そんな日本の風土だから、TVショーという特別な世界であるはずなのに、私たちもみなさんと同じように自粛してますという、テレビ業界がまさかの自粛アピール。

エンターテインメントは楽しませるのが目的なはずなのに、私たちも苦しんでます。頑張ってます。みんなで頑張りましょうである。

まぁ日本人的な悲観的、共感主義的な人々には、それも効果的ではあるけれど。。。

今回のコロナ騒動でエンタメが果たす役割はそうじゃない気がする。

家にいて暇なんだから楽しませてくれよ!!

っての正解なはずである。

なので今回のミヤジは100点満点のパフォーマンスをしたと思う。

ちなみにエレカシは、東日本大震災の時にも伝説的パフォーマンスをしていた。

震災後の生放送の歌番組で、「俺たちの希望の歌だと思って歌ってる歌です。聞いてください」と語りかけ、歌ってる最中に緊急地震速報がなり始め、テロップがでる混乱具合。

しかし、エレカシの演奏は全く動じず、ミヤジは「悲しみの果て」を歌い続けた。

希望の歌と言って歌い始めて、緊急地震速報の不安を煽る音に動じたら希望もあったもんじゃない。

希望の歌を強い心と、不安に対する力強く堂々と立ち向かう姿勢を見せてくれた。

悲しみの果てに何があるかなんて俺は知らない。

見たこともないただ あなたの顔が浮かんで消えるだろう。

涙のあとには笑いがあるはずさ…

歌詞もリズムも歌唱力も当然素晴らしいのだけれど、やっぱりこの態度、エンタメが持つ力をしっかり見せつけてくれるエレカシはすごかった。

人々が苦しい時に、人々がエンタメに求める姿を状況に応じて、元気付けたり、心に語りかけたり、楽しませたりと的確に応えるミヤジは究極の顧客満足を届けるエンターテイナーである。

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