工藤公康に学ぶ。組織で大事なのは個人の力。

「チームが先ではなく、個人が先」by工藤公康

現役時代は理想的な投球フォームを持つ男として有名。

日本シリーズで投手なのにサヨナラタイムリー打ったり、200勝達成の試合で自身初のプロでのホームランを放つという持っている男。

優勝請負人で西武、ダイエー、巨人で優勝に導いている。

唯一在籍したチームで横浜だけは優勝させることが出来なかったが、歳のせいということにしておこう。

そんな選手として超一流であった工藤公康は、スポーツキャスターで持ち前の明るいおじさん力を発揮しソフトバンクの監督へ就任。

そこから監督就任5年で日本一4回という凄まじい成績を残す。

そんな明るいおじさん監督の工藤公康が飛び抜けたチーム実績を残しているのは何故だろうか。

ソフトバンクホークスというタレントが揃った常勝チームであるのは疑いようのない事実である。

しかし、5年で4回日本一というのは、タレントが揃っていて常勝チームだからでは説明がつかない。

チーム作り、選手起用での工藤公康の監督としての力量が常勝チームにしているのだ。

その考えは、チームのために個人が頑張るのではなく、個人が頑張った結果がチームの成績に繋がるというもの。

ゆえにチーム方針を個人に押し付けるのではなく、個人の意見も尊重し選手が自分自身の結果にこだわるように接している。

人間は人に命令されて行動するよりも、自分でしようと思い行動する方が、モチベーションが上がり成果が出やすい。

心理用語では自発的動機づけというものである。

この自発的動機づけで動く人間の特徴は、自分の行動の結果を人のせいにしないところである。

自発的動機づけで動く人間は、成功も失敗も自分自身の力と考えるのでグングンと成長する。

自発的動機づけで動ける人間が多いため、長いシーズンで毎年優勝争いにくい込んでいけるのである。

また、自発的動機づけで動く人間はポジティブでメンタルも強いため短期決戦でも力を発揮するのである。

工藤公康から学べることは、理想のマネージメントはとにかく個人を尊重する。

個人の尊重をし個人が責任を持った行動をできるようにしていく。

そうすることでどんな場面にも対応することができ、結果的にチームとしての最大成果を得ることができる。

それにしたって5年で日本一4回はおかしいと思うけどね。。。

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