「知っていること」「分かっていること」「出来ること」の違いって何?【お仕事上達のヒント】

こんにちは。管理人のPONです。

皆さん「知っていること」「分かっていること」「出来ること」この3つの違いって何か分かりますか?

この3つの違いを理解し、意識することで仕事をスムーズに進められるようになります。

また仕事だけでなく、勉強、スポーツでも何でも物事を実行する時に、上達するヒントになると思いますので、ぜひ最後まで見ていってくださいね。

知っていること

これは、文字通り知っていること。

そのまますぎますね。

ちょっと言葉を変えてみます。

「知識のあること。」

あまり変わっていないですね。。。

つまり、その物事に関する情報を自身が持っていることです。

例えば、こんな感じです。

「パン」という食べ物を知っているか?

→知っている。

ハット・リバー公国」という国を知っているか?

→知らない。。。気になる方はリンクのWikipediaでご確認ください。

「野球のバント」という動作・作戦を知っているか?

→知っている。

という単純な知識があるか、知識が無いかが「知っている」かの判断ポイントです。

分かっていること

この分かっているという定義がすごく難しいです。

ですが、この分かっているという状態が仕事においては重要なのです。

では先ほどの知っていることについて、自分自身が「分かっている」かを確認してみましょう。

「パン」という食べ物を知っているか?

→知っている。

→小麦粉やライ麦等と水をかけ合わせて作って発酵させ、焼いたもの。

「野球のバント」という動作・作戦を知っているか?

→知っている。

→野球のバントは、バットで球の勢いを殺したゴロを内野に転がすこと。

皆さんはどうでしょうか?

同じようなことを思い描いたでしょうか?

「あーそんな感じです」という方。

「いやいや、簡潔すぎ。私はもっと詳細に思い描いたわ。」という方もいるでしょう。

それでは、この状態は「分かっている」のでしょうか?

私の回答は短いものでしたが、もっと詳細情報を想い描いた方も、先ほどの「知っている」ことに対して補足情報を与えているだけだと思いませんか?

あれ。。。「分かっている」ことって何?

気になりませんか?

「分かっている」って実は自分一人だけだと実感しにくいです。

つまり自分一人だけだと「分かっている」は各々の人間によって定義が異なります。

なので、私の「分かっている」の定義では、先ほどの短い説明文で「パン」も「野球のバント」も分かっているのです。

はぁ!?

「何その説明。お前舐めているだろ貴重な時間を使わせやがって(怒り)」

って怒っている方、聞いてください。ちゃんとまだあります。

そう、自分一人だと「分かっている」ということの尺度がバラバラで意味が無いのです。

つまり「誰かがいること」で自分が「分かっているか」を明確に確認することができます。

皆さん、お待たせしました。

「分かっている」とは「人に説明できること」です。

仕事において「分かっている」は他の人に「教えられること」と捉えていただいても構いません。

人に説明、教えられるということは、その物事について、基礎的なことから特徴的な情報、聞かれたことについて答えられるだけの知識量が必要ですよね。

「分かっていること」の判断ポイントは「人に説明できるか」です。

出来ること

これも文字通り「出来ること」です。

えっと。。。やはり少し言葉を変えますね。

「何かを実現するための能力」があること。

つまり、何か行動を起こしてその行動を完了させることが出来ることです。

例で言うと

「パンを食べること」が出来るか?

→パンを食べることが出来る。

「野球のバント」という動作を出来るか?

→野球のバントをピッチャーが100キロ以下で投げてくれれば出来る。

「パン」の例では「出来ること」です。

「野球のバント」の例だと条件付きで「出来ること」です。

つまり「出来ること」には、出来る程度、出来る範囲等の条件があります。

これは仕事に置き換えると、どのくらいの時間で出来るか、一人で出来るかといった無条件で出来るのか、条件付きで出来るのかがポイントになります。

一般的には「知っている」だけだと習熟度が低いため、仕事を完了させるまでに長い時間が必要で、「分かっている」という状態であれば、仕事を短い時間で完了させることができます。

まとめ

「知っていること」「分かっていること」「出来ること」この3つの違いと特性を理解することが出来ましたでしょうか?

この「知っていること」「分かっていること」「出来ること」の3つのことを意識することで、自分の状態を正確に把握することができ、仕事をスムーズに進めていくことができます。

例えば、

上司に「〇〇の業務について知っている」

あなた「知っています」

上司「じゃあ、やっておいて」

あなた「分かりました」

という会話がよくありますよね?

この場合、上司もあなたもお互いにその業務について、

「どこまでわかっていて」

「どこまで出来るのか」

認識に違いが生まれてしまいます。

その結果、上司が必要としていたレベルでの業務結果がでない。

仕事が終わらないということが起こってしまいます。

つまり、上司との会話で

「自分はこの業務において、ここまで分かっていて、この範囲までであれば一人で出来る」といった、自分の理解度と出来るレベルを伝えるにようにしましょう。

そうすることで、自分への最適な仕事量を割り振られることになるはずです。

という綺麗ごともありますが、実際の仕事現場では無茶苦茶な仕事の依頼があるものです。

その場合でも、自分がどこまで「分かっているか」を明確に捉えれば、その仕事を「出来るために」自分が何を「知らない」といけないのかを洗い出すことができます。

よくある「何がわからないのか分からない」「なぜ出来ないのか分からない」という状態は「知っていること」「分かっていること」「出来ること」の違いと特性を理解していないために起こっていることです。

皆さんが「知っていること」「分かっていること」「出来ること」この3つの違いを意識して下されば嬉しいです。

 

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