世の中で最大の発明はトラックボールマウスである。
そう言っては当然過言であるが、トラックボールマウスを使って慣れてしまうと、普通のマウスには戻れないのは事実。
トラックボールマウスって中毒性あるね。
そんなトラックボールマウスの代名詞であるM570に後継機が出た。
トラックボールマウスならM570一択と言われる程の圧倒的信頼とシェアを誇るだけに後継機が出るとの噂にトラックボーラー達は、ドキがムネムネであった。
そんなトラックボーラーが熱望した、M570の正統後継機であるMT575を予約購入した。
MT575を使ってみて筋金入りのトラックボーラーでトラックボール教の信者である私は確信している。
トラックボール信者がまた増えてしまうと。
トラックボールマウスを使っていると、無宗教の日本での宗教信者のごとく、奇異な目で見られることがあった。
しかし、このM575によってさらにトラックボールマウス信者が増え、いずれ日本人の大多数がトラックボール教になる布石を打てる程の完璧な出来栄えである。
もう、毎日感謝申し上げるしかない。
なんなら毎日拝みたい。
崇拝するしかない。間違いない。
トラックボールのメリット
トラックボール教に入る大きなメリットは3つ。
- 肩こりしない
- 手首とか肘とか腱鞘炎にならない
- 手首にマウスダコができない
小さなメリットだと、
- マウス本体を動かさず、親指だけでポイント移動できるのでスペースとらない
- 何かプロフェッショナルな雰囲気かもしだせる
トラックボール教に入るとこのメリットがすぐに手に入る。
トラックボール教について熱く語ってしまったが、ここから本題。
MT575は至高にして最強
MT575の何が素晴らしいかってことについて触れよう。
素晴らしい完成度で、トラックボール教を全国に増やした前機種のM570であるが、やはり一昔前のテクノロジーで作られている。
素晴らしい実績はあるものの、少し思想が古め。
ITにおいて1番大事なのは設計思想である。
あと人生も設計が大事。
つまるところ何でも設計で全てが決まる。
では設計の見直しによる進化点である。
ポイント精度の向上がスゲえ
M570での不満点である、ポイント精度の甘さが無くなっている。
つまり、コントロールが良くなった。
野球で例えると外角低め一杯に投げ込むと、M570では投球ごとにバラつくのが、MT575だと毎回アウトローのギリギリ一杯に毎回決まる感じ。
ピシッといく。
このピシッといくメリットは、ブラウザの☓マークでタブを閉じたりするのはもちろんのこと、パワポ資料でのアイコン位置の微調整といった、うまくいかないとストレス溜まる場面でも最大限力を発揮する。
キレイ好きな子に変身した
トラックボールの構造上仕方のないことだけれど、ボールを入れるスペースにゴミが溜り、ポイント精度が悪くなったり、ボールの滑りが悪くなったりする。
しかし、MT575はボール受けの溝が浅くなっていたり、センサーも小さめになっていてゴミが溜まりにくく取りやすくなっている。
便利さとトレードオフであったメンテナンスの面倒さは、ほぼ皆無に。
変わらないスタイル
悪いところは改良し、良いところはそのまま踏襲というお手本のような後継機。
MT575になっても握り心地や操作感は全く変わらない。
なので違和感なく使うことができる。
つまり、単純に機能のみが改良されたと言って良い。
かわいいのに整形しましたとか、結婚したらデブりましたみたいな残念な進化はしていない。
お値段以上過ぎるパフォーマンス
トラックボールの最高峰MX ERGOは良い。しかしながら高い。
M570に少しの不満があってもMX ERGOまでは買えないというトラックボーラーも多いだろう。
私もそうだ。マウスに1万円以上はさすがにブルジョア過ぎる。
価格2倍の価値があるかと言われると、そこまでの価値を見い出せない。
MX ERGOが三冠王、M570がトリプルスリーで無冠の選手という感じ。
欲しいのは三冠王だけど、お値段次第で無冠のトリプルスリーでいいわ。となるよね。
で、MT575はトリプルスリーで二冠王って感じで期待上回ってる。MX ERGOより機能が無い分少し負けてる要素もある。
が、コストパフォーマンスでは圧倒しているので、トリプルスリーのようなオールラウンダー的な要素がありつつ、突き抜けた指標もあるという感じ。
まとめると、MT575は買一択。迷う必要無しでオススメ。
私は新しい色だしというミーハーな気持ちで白を買った。
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