私はブログを書いているのに、文章を書くのが苦手です。
話すのは結構得意なのですが…
話す相手からのリアクションが無いので、一方的に伝えるというのが苦手なのかもしれません。
文章を書くとどうしても長ったらしく、説明がクドクドしいものになってしまいます。
ということで完結に伝わる文章を書くコツを書いている電子書籍が無いか探してみました。
「博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章力のコツ」というのをアマゾンさんにオススメされたのでポチッと。
Contents
文章は40字以内で書こう
この本を要約すると「何故と思わせることが文章を読んでもらうコツ」です。
上記の要約文はこの本から学んだことで書いてみました。
正確に伝えたいなら40字以内に要約しなさいとのことです。
長ったらしく説明がくどい文章は頭に入ってこないですよね。
人間が理解できる文字数は40字が限界のようです。
なので、文章が長くなりそうなら1度文章を切ってしまいましょう。
なぜと思わせる文章
せっかく書いた文章も読んで貰わねばなりません。
目に止まらず、スーッと頭を通り抜けていかれると困ります。
そうならないためには、「なぜ?」と思ってもらうことが必要です
私が書いたこの本の要約ですが、正しい文章としては
「文章を読んでもらうコツは、なぜと思わせることです。」
ですが、この文章だと完結しているので、ふーんで終わってしまいます。
目に止まらず、スーッと頭を通り抜けてしまいます。
そうならないために、何故と思わせるために「結論」を先に持ってきました。
また、コツと言い切ることで次が気になるようにしています。
おじいちゃん先生っぽい書き方
この本は分かりやすいです。
おじいちゃん先生に優しく教えて貰っているような感覚で読めます。
所々表現が古かったりするため、おじいちゃんと感じるのかもしれません。
ビジネス文章、ブログ等の世の中に公開する文章。どんなことでも基本があります。
この本では文章を書くのに必要な基本になることがまとめられています。
メール書き方とか、謝罪の書き方、お礼の手紙の書き方。
文章を書くためのコツ、気にすべきポイントが記載されています。また例文をつけて解説されているので分かりやすいです。
この本は全体的に難しい文法の話は無いです。
心構えや考え方がメインで、ちょっとしたテクニックも記載されています。
読んでみての感想
買う価値がある本だと思いました。
値段に見合っており、ホントに買って良かったです。何度か見返す可能性ありです。
筆者の体験、経験談、思いが強い書きぶりです。
そのため価値観が合わないところは、理解が追いつかなかったり、読み返しても何を伝えたい、言ってるのか分からないところがあった印象です。
逆に筆者の体験、経験談なので説得力を感じ、こうやって書くんだとイメージしやすい内容になっています。
印象に残ったこと
リズムの章が印象的。
読ませる文章は、かっこいい言い回しではなく、書き手のリズム感というところが「なるほどなー」と思いました。
言わずもがな音楽にリズムは重要な要素ですよね。
アルバムの曲順は曲の繋がりのリズムで、ストーリー性があると聞きやすい。
その曲の繋がりがアルバムの完成度になります。
つまり1曲ごとの完成度とアルバム作品の完成度は別です。
文章も一緒で、文節ごとの説得力や面白みと1章ごと、本全体の完成度は別です。
また、文章も音楽と一緒で、読み手によって好き嫌いが出てきます。
世の中の人全てが好きな、読みやすい文章というのは存在しません。
そのため、自分にしか書けない、自分自身の言葉や言い回しをすることで、その人しか書けないリズムを持った魅力的な文章が生まれるのです。
要約力が印象的
社会人になると要約力が求められます。
社会人5年目くらいの戦力になってくるとより悩むようになると思います。
私は社会人1年目にメール文章作成、決裁文書作成に大いに悩みました。
命令口調や断定だと偉そうに、生意気だと思われるかな。
自分が伝えたいことをストレートでなく、オブラートに包んで察して下さいという文章にした方がいいかな。
とか悩んでました。ダメな思考をしてたなーと思います。
オブラートに包むと回りくどい文章になり文章が長くなります。
興味の無い長い文章なんて誰も読みたくありません。
ピンポイントに何が重要で、何をして欲しいか伝えるためには要約力が必須です。
そのためには、重要なことが何かを探し出す嗅覚が大事です。
学校の教科書で大事なところにアンダーラインを引く時に、テストに出そうだなと思う場所ってありましたよね。
勉強ができる要領のいい人の教科書は、重要なとこだけアンダーラインがあります。
勉強が苦手な人は、とりあえずたくさんアンダーラインを引いてしまう。
社会人だとメモのとり方で分かります。
伝えるのが得意な人は、キーワード、重要なフレーズ、もしかしたら図が書いてあります。
伝えるのが苦手な人は、ただ聞いたことをメモしているだけです。
情報が時系列に羅列だけ、分からない、無意味な単語が書いてあります。
教科書に書かれている情報でテストに出るとこは一部です。
会社の打ち合わせの情報で必要なことも一部でしかありません。
情報は捨てることも必要です。
なぜなら情報過多になると整理出来ず、分かりにくくなってしまいます。
情報を自分なりに必要だと思うことだけに削ぎ落とすと、人は頭をフル回転させて情報を意味のあるものにしようとします。
他の情報と関連づけたり、自分の意見を付け足したりします。
そうすることでその情報への理解が深まります。
つまり要約することで、情報の価値を上げようと人は思うのです。
説得力と「3」という数字
「3」という数字は文章で大切なことです。
「3」は「調和の数」と言われ人を納得させるそうです。
例えば3つの題材を選んでベストを1つ選ぶそして残り2つと比較する。
良いもの同士で比較すると、よりベストなことの特徴が際だちます。
つまり
「この2つも検討したのですが、このポイントが最も重要なため選びました」とすると説得力が出ます。
要約は40文字
40字で要約する。
人間が一目で理解出来るのは40字。頭にスっと入ってくるのは40字ということ。
書き言葉と話し言葉
書き言葉は重く文学的、話し言葉は吹き出しが見えるような書き方。話し言葉は軽くマンガ的。
マンガ的な話し言葉の文章が好まれる時代。
LINEのようなチャットもさもリアルタイムに対面で会話してるかのように思わせる作りになっています。
現代人は会話しているように感じることが心地よく感じる。
削ったり、文体整えるのは最後
一気に書いて、大幅に削るのが中身のある文章を、書くコツ。
集めた情報、自分の思い、キーワードを思いつくまま、カオスな状態で書く。
順番や文法を気にせず、うろ覚え情報があっても調べず、頭の中から全て出し切るまで書く。完成度は度外視。
またこのカオス状態でも「~が」は禁止。
「~が」は文章を長く、わかりにくくする。
無駄に文章と文章を繋げてしまう。
大げさにしてみる
面白い話をする代表格である芸人さんの話し方がまさにそれです。
面白い話ってほとんどの場合、大げさな表現をしています。
面白い話し方は、小学生並の回答ではないのです。
面白かった→笑った→笑いが止まらなかった。
このように変換できます。
自分の言葉
当たり前の言葉の定義を自分なりに定義する、
自衛隊の定義は「命をかけて命を守る」
発想、語呂のよさ、そして的確なところが秀逸。
物事、言葉にオリジナリティがあることが面白い。
物事を人とは別の視点で見れるか、自分が定義した言葉や、物事で、
他の人の気付きになるか。ハッとさせれるか。
「何でそうなったの?笑」と思わせれば勝ち。
自分に向けられている文章と思ってもらう
ラブレターだと思って書く。
つまり読み手が「自分に向かって言ってくれている」という感覚を持ってもらう。
ラブレターとは熱量である。ブサイクが美人と付き合う時はアタックの熱に負けてというのがテンプレです。
実際の文章は、全てが全てラブレターを書くわけではないので、共感してもらうというのが正しいと思います。
たくさんの読み手の全てを共感させようとすると言いたいことがぼやけます。
ぼやけさせないためには友達、恋人、家族誰でもいいので、誰か1人を思い浮かべます。
そして、この人にならこうやって説明すると想像しながら書きます。
ターゲットを想像しながら書くことをペルソナと言うそうです。
ビジネスの文章であれば、読み手は決まっているので読む人が読みやすい文章にしてあげます。
リズム感
自分の文章の独自のリズムを作る。
ミスチルの曲はどんな曲もミスチルだと分かる。リズムがミスチルだからです。
自分の文章のリズムが作れれば、ファンを作れる。
文章を読んで誰が書いたかわかるくらいなリズム感が重要。
文章の大半は書かれていること
文章の大半は既に太古に書かれている。
丸々コピペではなく、人の意見を批評し自分の意見と照らし合わせる。
書くためには書くための情報が必要。ネタがいる。そのためにメモ。
キーワードやフレーズをメモして、後からメモを見て自分で再構築。
私の学生時代のメモは字が汚すぎて、メモを書いた時の情景とか思い出しながら再構築してました。
まぁ、今も字は汚いんですけど。メモは自分が書いてあることをわかればいい。わかるというのは、人に説明できるよう情報を整理できること。
分かりやすさって何
道順教えるうまさは要約力である。
ただ順番に、今いるところから右左を伝えるだけだと伝わらない。詳し過ぎても相手が覚えきれない。
まずは全体像。どのくらいの時間か。どのくらいの距離か。
スタート位置。東西南北どちらを向いてなのか、駅なのか病院なのか。
基準点、分かりやすい目標物。レストランの名前とか消防署とか。
ゴールは色や形の具体的情報。二階建ての茶色の屋根の家とか。
文章の話しに戻すと
スタートは、どんなこと話しますというあらすじ。
基準点は目次。
ゴールは結論。
まとめ
「文章をうまくかけるとは、人生の時間が2倍になること。」
世の中は文章で溢れている。仕事ではメール、稟議書。プライベートではSNS、ネット掲示板。
我々現代人は、毎日文章に膨大な時間を消費している。
文章をうまくかければ、ひとつの文章に費やす時間が短くなる。
そして、文章がうまくなればたくさんの人からレスポンスがある。
メールだと返信が多く来るようになり、SNSだとバズったり。
周りからのレスポンスがあるので、楽しくなりまた文章を書き時間を費やし熟練度もあがるという好循環。
文章をうまく早く書けることにも問題はあります。
人生の時間を2倍にしてくれますが、文章を書くのが楽しくなり文章に費やす時間が以前より増えることです。
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